「てんぐ」の親戚なおばけさんで、文字にまつわる世界に住んでいます。
「山」と「水」の行書体を組合せて出来る「てんぐ」の顔の落書きがモトになっているおばけ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
万象亭『画本纂怪興』曰
「うば玉のまっくら壁におそろしく今にらく書やまみづ天狗」
むかしの人気もの『吉原細見』の形式で集めた本、『江戸寿那古細見記』や『東京流行細見記』の戯作者の欄「著述屋戯三九」の暖簾印は、この山水天狗になっています。
和漢百魅缶│2006.10.09
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