しょうま 鐘魔

しょうま(鐘魔)

沖縄に伝わっている鬼女。おもいびと 若松[わかまつ]を追いかけながら、怒りで魔の姿に変じ、末吉の寺の梵鐘の中に隠れていた彼に襲いかかりました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
紀州の道成寺に伝わる「きよひめ」と同じ仕組みのおはなしで、沖縄に伝わる組踊のひとつです。女のコにひとめぼれされる男の名は陶松寿[とうしょうじゅ]お寺の名前は万寿寺[まんじゅじ]とも。

和漢百魅缶│2006.11.06
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