ねこいしのせいれい 猫石の精霊

ねこいしのせいれい(猫石の精霊)

巨大なねこの形をした石「ねこいし」に宿っているおばけ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
一勇斎国芳『東海道五十三対』岡部 曰
「蔦の細道神社の上の方に猫石といふあり古松六七株の陰に猫の臥たる形に似たる巨巌あり其昔此所に一ッ家ありて年ふる山猫老女に化し多くの人に害をなし人民を悩ませしに天命逃れず終に死して其霊石と化すと世俗にこれを言つたへけれども其証詳かならず」
尾上家のお家芸「新古演劇十種」の『古寺の猫』でも有名。五十三次芝居の定番キャラクターです。

和漢百魅缶│2006.12.29
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