ぎゃくき 瘧鬼

ぎゃくき(瘧鬼)

瘧(マラリアなどの熱病)をひとびとにもたらす病鬼。
屋根瓦のひとかけらを患者の臥せっている床下に入れるとよいとか、額、胸、背中、手足に「獄」の字を丹朱で書いておまじないをとなえるとか、数種類の決まったおふだと梹榔子[びんろうじ]を燃やしてその灰をお酒で飲むとか、ひつじさるの方角(南西)に向かって大きく火をたくと快方に向かうなどなど、いろいろのおまじないが伝えられていました。

和漢百魅缶│2007.05.26
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