綿帽子をかぶった美しい女性の姿で夜道にあらわれ、ほほ笑みながら人のうしろをついて来たかと思ったら次第にするするする…と背丈が伸びていって、おそろしい怪物の姿に変じ、ひとの肝をパチンと言わせるおばけ。ある豪胆な侍がこれを退治したところ、その正体は年をへた大きなたぬきでありましたとか。
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