夏の国の武将のひとりだった「耕」(こう)は、国が亡ぼされるとき章山の地で猛戦しましたが、湯王[とうおう]の軍勢に首を討たれてしまいました。しかし、その後も「耕」はそのまま活き続け、巫山の地に舞い降り、この世をさまよいつづけているのだとか。
☆ 莱莉垣桜文 附註 夏の国はおおむかしの中国にあった王朝で、殷の国の湯王によって亡ぼされました。
和漢百魅缶│2007.06.23 Re Design. Koorintei Hyousen 1997