くらむね 蔵宗

くらむね(蔵宗)

野州の冬室にいたという盗賊の首魁。「くらやす」の兄。 延喜十五年(915)藤原俊仁の軍によって退治されましたが、俊仁の死後、その葬儀の席の上空に兄弟そろって黒雲の姿で現われました。家臣たちが獅子舞を行い、その怨霊を振り祓ったといいます。

和漢百魅缶│2007.09.28
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