たいさ 大槎

たいさ(大槎)

むかし、衡陽の地の川に出没していたふしぎな丸太ン棒で、船にぶつかっては乗客を川面に投げ出していました。
衡陽の太守だった葛祚[かっそ]というひとがこれを退治てくれん、と領内中の大きな斧を集めさせて川へ進発してみると、恐れをなしたかそれとも飽きたか、その日以来、川に現われなくなってしまったのだトカ。

和漢百魅缶│2008.01.09
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