大阪の丼池あたりに明治の10年頃あらわれたと言う豊年節(いっちくたっちく)を唄いながらピョイピョイ飛び跳ねる顔がものすごく青白い小坊主姿のおばけ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
豊年節は片足飛びの童歌がもとになっているもので主に往来で飴屋などが唄っていた歌。その歌の文句はこんなようなもの。「ほうほう法螺の貝 いっちくたっちく太右衛門さん乙姫さまがね ちんがらもんに追われて鳴く声きけばね ほうほう豊年じゃ豊年じゃ豊年じゃ」
和漢百魅缶│2008.06.08
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