さいだいじのかね 西大寺梵鐘

さいだいじのかね(西大寺梵鐘)

備州の岡山の西大寺に古くから伝わっている梵鐘を宇喜多直家[うきたなおいえ]がムリヤリに岡山城に移したところ、いくら叩いても音が出なくなってしまったり、夜な夜な、「寺へ帰る、寺へ帰る」という声が響いたと言います。

☆ 莱莉垣桜文 附註
この梵鐘は、西大寺の開祖・安隆[あんりゅう]が槌戸の浦で竜神から犀の角と共に授かったと伝えられているもので、現在も西大寺に安置されています。

和漢百魅缶│2008.09.16
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