うすこ 臼子

うすこ(臼子)

常州の臼子山に伝わるもので、亡くなってしまった子のお墓に石臼で挽いてつくったお団子を供えていた女のひとの霊。ある時、雨か何かのせいでこの石臼がどこかに無くなってしまうと夜な夜な「薄子かなしや臼子いずこ」という哀しい声が山から響いて来るようになったので、里の人たちが石臼を探し出してモトあった所に戻したところ、その声が止まったんだとか。

和漢百魅缶│2009.03.22
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