すがめのこへび(酢瓶の小蛇)

昔、比叡山のお坊さんが死にのぞんで念仏を一心に唱え、極楽往生を願っていたところ、ふと目に入った酢瓶[すがめ]が自分の没後に誰の手に渡るのじゃろうとホンの少し考えた結果、没後に小さなへびに生まれ変わってしまい、その酢瓶の中に現れたというもの。

和漢百魅缶│2010.01.13
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