わりいし 破石

わりいし(破石)

西大寺の東塔の礎石として飯盛山から運び出されたものの、何千人ものひとが引っぱってもほとんど動かなかったというふしぎな石。
「この石は、あやしいものである」という占いによってバラバラにくだかれて道ばたに打ち捨てられたのですが、しばらくして称徳天皇が御病気に。
今度はこの石を打ち捨てた祟りであろうという占いの結果が出たため、あたりに散らばっていたこの石のかけらを集めて、キチンとした土地に置き直したと言います。

和漢百魅缶│2010.05.25
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