宋のころ淮南[わいなん]郡に出た、瞬時にひとの頭髻[とうきつ]をプチッとむしり取っていっていたというもの。正体は、にわとりぐらいの大きさのこうもりだったと言います。
☆ 莱莉垣桜文 附註 「頭髻」というのは、髪の毛を結ったまげの部分のこと。「せんかい」や「せんべんし」など、大陸に伝わる「かみきり」たちの昔話の一ッです。
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