ちょうぎょのあやしみ 鯛魚の怪奇

ちょうぎょのあやしみ(鯛魚の怪奇)

奥女中たちになぶり殺された糸遊[いとゆう]から流れ出た血を鯛[たい]たちが吸い、彼女を殺す指示した笹尾[ささお]に対して怪異をなす、というもの

☆ 莱莉垣桜文 附註
柳水亭種清が晩期の『北雪美談時代鏡』に登場させたもの。糸遊の血を吸うことによって、真っ赤だった身体が真っ黒く変貌したという展開が付属しています。

和漢百魅缶│2010.07.14
Re Design. Koorintei Hyousen 2004