よなきばば(夜なき婆)

遠州の見付に出たというおばけで、これが家の前に来て声をあげるのはその家によくない事が起こる前触れだと言われてたんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
与謝蕪村の『蕪村妖怪絵巻』にあるおばけ。「人又その声を聞て思はずなみだをこぼしけるとぞ」とあって、この声をきいた人間は、怖いのやら、やるせないのやら、ドチラかわかりませんが、泣いてしまったそうです。

和漢百魅缶│2010.11.11
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