「おに」たちがごはんを炊く時につかうふしぎな米で、お釜のなかに3粒入れて炊き上げると釜にたっぷりのごはんが出来るというもの。むかしむかし、おだんごを「おに」たちの穴に落としたのがきっかけで彼らの手伝いをさせられたばあさまがこれでごはん炊きをさせられました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
肥後に伝わるもので、「おむすびころりん」と同じように穴の中へ入って行ってそこで何かをもらってくるかたちのおはなしのひとつ。ばあさまがこれをこっそり持って帰って家で試してみるとやっぱり釜にたくさんのごはんが炊けたんだそうな。
和漢百魅缶│2011.01.04
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