せきげい 石鯨

せきげい(石鯨)

むかし昆明池[こんめいち]に置いてあったという大きな石のくじら。おてんきが雷雨になりそうなると動き出したり吼えたりしたと言われていました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『三輔黄図』曰
「刻石為鯨魚 長三丈 毎至雷雨常鳴吼鬣尾皆動」
昆明池は漢の武帝が軍船演習用に長安のちかくにつくらせた大きな池。石鯨は唐の頃にはすでに昔々このあたりにあったんだそうな、というものになっていました。

和漢百魅缶│2011.04.19
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