こさかぜひめ 古佐風姫

こさかぜひめ(古佐風姫)

北条高時[ほうじょうたかとき]の娘で、蝦蟇の仙術を駆使して恨みある足利家にまつわる者たちを苦しめようとしますが、最後は弁天(蛇)の法力で負けてしまいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山東京伝の『娘清玄振袖日記』に出て来るもので、七草四郎や天竺徳兵衛のつかう蝦蟇の術と「おさかべひめ」を混成した趣向のものです。和州元興寺の古びた山門を根城にしていました。

和漢百魅缶│2011.06.04
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