とうふのへび 豆腐の蛇

とうふのへび(豆腐の蛇)

堺の寺地町に住んでいた豆腐屋さんが近所の寺に毎日毎日お豆腐をおさめて信心をしていました。しかし、そのおかみさんがとってもケチで、毎日毎日「そんな無駄なことやめなさいよ、ただであげるなんて」と文句を言っていたところ、その念がいつの間にか蛇に変じて、寺におさめる豆腐の中に生じてしまったというもの。

これを恥じて、その後おかみさんは文句をたれなくなったらしいです。

和漢百魅缶│2011.07.30
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