かまみがき 磨釜

かまみがき(磨釜)

土の中で「おに」が釜[かま]をゴシゴシみがいてるというもので、地獄の釜をみがいてるんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
むかし、備前のある場所で井戸を掘っていたら穴の中からこれが出た、という話が残っていて、釜をみがいていた鬼ふたりに「その釜は何だ」と尋ねたところ「新太郎ぎみを煮る釜だ」という答えが返ってきたんだソウナ。新太郎というのは池田光政[いけだみつまさ]のことで、備前岡山の殿様。

和漢百魅缶│2011.09.21
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