日州の岩戸村の高見という長者の家に勤めてたおさんどんが、毎朝ごはんを炊くときに失敗して出来たこげめしの部分を、家のものに怒られないよう、地面に埋めて隠しつづけてたいました。あるとき、埋めたこげめしがどうなったかのぞいてみたら、穴からふしぎな煙がもくもく出て来て、おさんどんの目はつぶれてしまったんだトカ。
和漢百魅缶│2011.09.27 Design. Koorintei Hyousen 2011