にゅうどうこぞう 入道小僧

にゅうどうこぞう(入道小僧)

三州の武節村の小田木にあった淵のなかに住んでたというふしぎなもの。むかし淵の中から出て来て「かどまつを立てんなよー」と大声をあげながら辺りを歩き回ったことがあったので、このあたりでは長らくお正月に門松を立てなかったんだトカ。これが出て来たことから淵の呼び名も入道淵[にゅうどうぶち]になったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
池や淵の主や水の精などと思われますが、「かっぱ」とかに近いものどうかは不明。

和漢百魅缶│2012.02.05
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