下総の五木村あたりなどに伝わってる、夜道などでひとのうしろをぱたぱたぱたぱたわらじなどを履いて歩いてるような足音をさせてついて来るもの。うしろを振り向いても誰もいなく、音もそのまま消えてしまいます。狐がやっているのだと言います。
☆ 莱莉垣桜文 附註
相州の「あとおいこぞう」や和州の「べとべとさん」に近いもの。ひとのうしろをついてくる足音を狐狸の化け術として語られてるのは淡路の「かりかり」などが近いものです。
和漢百魅缶│2012.02.12
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