ひとの体の中に住んでいるというふしぎな虫で、ひとの感情や体調を悪くしたり、庚申の夜にひとを眠くさせたりするといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
河村家文書『庚申待縁起』曰
「哥に曰 さうちや天のかるもの我宿にねたるぞねぬぞねたるぞと 此歌を三返読べし」

印旛郡の河村家に伝わっていた『庚申待縁起』には、庚申の日に唱えるとして「さうちや天のかるもの我宿にねたるぞねぬぞねたるぞと」というおまじないも載っています。「三尸」の言い伝えの変形の一ッ。ほかに「ほうこうせき」と「ほういいせき」がいます。

和漢百魅缶│2012.02.29
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