かべのうえのぬけくび 壁の上の抜首

かべのうえのぬけくび(壁の上の抜首)

雲州の松江あたりに出たという「ぬけくび」で、お寺の塀壁の上からにこにこと笑いながら顔をみせてひとをびっくりさせたと言います。

ある腕っぷし自慢の武士がこれを刀で斬ったところ、なんだかひどくクサいものになったといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
斬ったところ、なんだか臭いものになった、というのは「かわぼたる」などに少し近いものがあるのかも知れません。

和漢百魅缶│2012.03.22
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