さざえのせいこん 栄螺の精魂

さざえのせいこん(栄螺の精魂)

数百年をへた大きな栄螺[さざえ]の精で、人間に焼いて食べられてしまったあと、夜な夜な浜にあらわれて人々をおどかしていました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
狂言の『栄螺』に出て来るもので、貝殻浜[かいがらのはま]という浜辺が舞台。浜辺に落ちていた貝を見て無常を感じた修行者のお経によって成仏します。

和漢百魅缶│2012.04.11
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