宝亀3年(772)の7月に、上総から大和朝廷に献上されたというふしぎなうま。前足だけが牛のひづめみたいになっていたそうで、めでたい兆しだとして納められたそうです。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『続日本紀』曰
「上総国献馬 前二蹄似牛 以為祥瑞」
大陸の史書などにも、こういった蹄の様子のちがう馬が出て来たりもしますが、よその国が攻めて来る兆しととられてる事例もあったりして、一定ではなかったりもします。
和漢百魅缶│2012.04.19
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