みかえりのおきな 三帰翁

みかえりのおきな(三帰翁)

若返りをするふしぎなくすりをのんで、3回も若返ってものすごい長生きをしたというふしぎなひと。正体は薬師如来だったと言います。

信州の寝覚[ねざめ]の床というところに居たとされていて、能の『寝覚』で知られていました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『本朝医談』曰
「信濃国ねざめの床に三かへりの翁と申者千年をおくる其内は寿命めて度 薬を服し三度わかやぐ故により三かへりの翁と名付たり是は三帰の字によりて作りし謡曲也」

和漢百魅缶│2012.07.17
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