むかし、旅のひとたちが道でごはんを食べてたとき、調味料のあまりを道端にパッパッと捨てたら、そこに骸骨が落ちててその口の中に入ったので、「どうだい、しょっぱかい、しょっぱくないかい」と戯れて問いかけたところ、その後、あるいてるうしろに黒いよくわからないものがついて来て「鹹々」(しょっぱいしょっぱい)という声がしばらくの間つきまとって来たので、みんな怖くて走って逃げた、というもの。
和漢百魅缶│2012.07.28 Design. Koorintei Hyousen 2012