摂州の尾浜村の明月峠につたわるもので、この姫さまを埋葬してるとされる塚の近くを嫁入り行列がとおるのはよくないと言われます。
都の貴族のお姫さまで、旅に出てしまった恋人のあとをひとりで追いかけ、その途中このあたりで水を飲もうとしたところ、あやまって沈んでしまい、命をおとしたトカ、三松国春という殿様の娘で夫があるのに平清盛に身を差し出せと命じられ、みずから命を絶ったトカ言われてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
水を飲もうとしておぼれてしまったという話のほうは、「こさぶろう」などに少し近い型。(魚は食べませんけど)
和漢百魅缶│2012.08.10
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