せんねんろうそ 千年老鼠

せんねんろうそ(千年老鼠)

むかし、邯鄲県の県境あたりにでたという年を経たおっきな鼠[ねずみ]で、人間が寝ているもとに出て来て、のしかかって来て眠りをさまたげたりしたといいます。

正体がわからない魘鬼として、怖がられてましたが、ある旅人たちがこれを捕まえたところ、正体が大きな鼠。さっそく大鼎にわかした油で煎り殺したところ、以後、こういうおばけは出なかったといいます。

和漢百魅缶│2012.09.17
Design. Koorintei Hyousen 2012