だんぼかぜ だんぼ風

だんぼかぜ(だんぼ風)

文政3年(1820)ころに江戸で流行したはやり風邪で、「おそめかぜ」などの仲間です。その頃「だんぼさんだんぼさん皆また買うだべな」という文句の俗曲が流行っていた事から「だんぼ」という呼び名がつけられたようです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
おせわかぜ」もおなじく当時の流行りの俗曲が呼び名由来になってます。その曲はもともとは行商の飴屋さんがうたってたもので、「だんぼ」というのは「旦那方」という意味の「旦方」であるとか言われてますが、はっきりしていません。

和漢百魅缶│2012.10.27
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