うまぐすり 馬薬

うまぐすり(馬薬)

ふしぎな粉薬で、これをふりかけるとふりかけたその部分が馬に、もう一度ふりかけるともとに戻る、というもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
徳川時代の小噺などにあるもので、浅草の観音さまが夢の中に出て来てこれのつくりかたを教わったので早速つくってふりかけてみたら馬になったけど、それを見たおかみさんが亭主が畜生になっちゃったとびっくり。事情を話したらおかみさんは、それなら顔は馬である必要はないから腰から下だけ馬でいい、と言った、という筋。

和漢百魅缶│2012.11.19
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