ろくぶのとうふがま 六部の豆腐釜

ろくぶのとうふがま(六部の豆腐釜)

むかし、上州多野郡の奥名から甲州の方角へでる道である男が旅の六部さんを襲って金を奪い、豆腐をつくるとき使う釜でこっそり煮殺してしまった、というはなしに出て来るもの。

男は金持ちになったのですが、それ以来、豆腐をつくろうとするとどうしても豆腐が固まらなくなってしまったので、男の家では豆腐をつくらなくなってしまったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
お餅をつくと血が出るので餅を搗かない、といったはなしに近いものです。『上野村の民俗』によると、この六部の霊をしずめた塚は「ふりそでさま」と呼ばれているそうです。

和漢百魅缶│2012.11.26
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