くもさま 蜘蛛様

くもさま(蜘蛛様)

平郡島の一部の漁師たちの間で言われてたもの。おおむかし、くもがくすのきの葉っぱをまるめて水に浮かびながら、脚をぱちゃぱちゃさせていた姿をみて、人間が船というものを発明したといわれてて、船の安全や漁の出来をまもってくれると考えられてたそうです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
蜘蛛の動きを見て船を発明した、というはなしは黄帝のころのはなしにもあるもので、ほかの国にも残されてる言い伝えです。

和漢百魅缶│2012.12.28
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