すいつこうすいつこう 吸いつこう吸いつこう

すいつこうすいつこう(吸いつこう吸いつこう)

森の中の道を歩いてると、どこからともなく「うおーい、吸いつこう吸いつこう」と声をかけてくるというもの。

あるおじいさんが、この声をきいて「ならば吸いつけ」と言い返したところ、たからものがたくさん体に吸い寄って来ました。そのはなしをきいた別のおじいさんが、同じようにこの声に返事をしてみると、ガサッと赤や青の「おに」にとりかこまれて、血まみれになるほど体を吸われてしまったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
対馬などにつたわるもので「とっつこうひっつこう」などの仲間です。豊後でも「すいつこうすいつこう」の声で登場してます。

和漢百魅缶│2012.12.28
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