くちなわのいしゃどん 蛇の医者どん

くちなわのいしゃどん(蛇の医者どん)

肥後の河内村あたりにつたわるもの。へびを殺して蛇捨て場に捨てるときは、竹の棒に古いわらじなどといっしょにぶっ刺しておかないと、これがやって来て、へびをよみがえらせちゃうといわれてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
蛇捨て場は、河内川の河原などにあったそうです。へびを殺したりしたときにわらじなどをつけて捨ててよみがえらないようにする俗信はほかにも四国など各地にあったようです。

へびがよみがえってしまうのは医者がいるからという考え方では「へびのいしゃ」なども仲間。

和漢百魅缶│2013.05.10
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