陸奥の西津軽につたわるもの。あるじいさんの家やって来た汚いなぞのおじさんがお礼に置いていってくれたもので、歯が一本の足駄の片っぽ。
これを履いてころんと転ぶと小判が1枚ちゃきんと出てきたそうで、おじいさんは「これはイイ」と何度も転んで小判を山のように出します。しかし、この足駄で転ぶと体がだんだん小さくなっていくという副作用があるらしく、小さくなったおじいさんはやがて飛び出てきた小判に当たった衝撃で死んじゃったソウナ。
和漢百魅缶│2013.08.05
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