とうしかい 骰子怪

とうしかい(骰子怪)

むかし、東都にあったある空き家に出たという妖怪で、目が21個あってそのうちの4つがひかってるという姿で「ちょうぎょうしかい」のあいだ走り回ったりして家の中に入ってきたりしたといいます。

この家を借りた張秀才が、その正体とたしかめようと家の中を探したところ、壁の中にあったぼろいふくろから古い骰子を見つけ、これが正体であったと知ったそうです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「骰子」は「さいころ」で、「長行局」(すごろく)にはなくてはならないもの。

和漢百魅缶│2013.10.18
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