なわまむし 縄蝮

なわまむし(縄蝮)

肥前などにつたわるもの。むかし、弘法大師がみすぼらしいかっこうで諸国をあるいてまわってたとき、屋根をふく作業をしてる屋根屋さんたちの近くをさしかかったら、屋根屋さん達が「ほーれ、坊さん、くちなわじゃーっ」と縄[なわ]のきれはしを飛ばしてびっくりさせるいたずらを実行。するとその後、その縄たちが本当のまむしになってしまって、その村のあたりをうろうろうようよするようになってしまったソウナ。

和漢百魅缶│2013.11.17
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