かねのたご 金担桶

かねのたご(金担桶)

天の上に住んでる天人たちがつかってるという金色の桶[おけ]で、年に何回か、これを地上の川にまでずーっと下げて、天人たちが飲んだり使ったりする水をくんでいくんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
芸州佐伯郡などにつたわる天人女房の昔話に出てくるもので、天に帰ってしまった嫁のもとへ男と子供がこれに乗って会いに行くという展開に登場したりします。

「つるべおとし」などのはなしの構造との関係性がどのくらい深いかは不詳です。

和漢百魅缶│2013.12.04
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