てんぐのひょうたん 天狗の瓢箪

てんぐのひょうたん(天狗の瓢箪)

てんぐ」たちの飲んでるふしぎなお酒がはいってる容器。ときどき、置き忘れたまま放置されてるときがあったりして、人間がひろったりするはなしがあります。

安政のころ、土州新改村で手習いなどの師匠をしてた維盛という名前のさむらいが、天狗たちが木の上で祝言をあげていたのをたまたま目撃、朝になって天狗たちが帰るまで眺めてたところ、その場にこの「ひょうたん」がひとつ、置き忘れてあったので持って帰って弟子たちと飲んでみたところ、ふつうの酒とはくらべものにならない、とんでもなく美味しいお酒だったトサ。

和漢百魅缶│2014.01.05
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