でいそば 泥塑馬

でいそば(泥塑馬)

むかし、王武というおおがねもちが自分の勢いをさらに高めるため王侯貴族に贈り物をしようとして、各地のすごいものを買い集めようとしてました。あるとき、千里を走るたてがみの赤い白馬というものが市場に出たので、さっそく何千何万の金をつんでこれを落札。

きらきらしく飾りものをつけて薛公[せつこう]へ献上をしようと準備をしていたところ、その夜、たかくいななくと共にその馬はぼろぼろぼろと粘土で出来た馬のつくりものに変じてしまい、計画はおじゃんになってしまったトサ。

和漢百魅缶│2014.01.17
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