こがねやまのへび 黄金山の蛇

こがねやまのへび(黄金山の蛇)

北海道石狩の黄金山につたわるもので、この山にいる蛇の中には、むかし源義経[みなもとのよしつね]がこの山で脱ぎ捨てていったという黄金のかぶとから変化して生まれたという伝説があったそうです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
吉田厳は「アイヌの虫類説話」という文で「もとよりアイヌ固有のものとはせられぬが」と述べています。源義経にからめた伝説などはいくつもあって、徳川後期から明治ころに多く固定していったと見えます。

和漢百魅缶│2014.02.12
Design. Koorintei Hyousen 2014