羽前の鶴岡などにつたわるもので、衣服のために使う布を裁つのを申[さる]の日にやってはいけない、という俗信の中に出て来ます。むかし、猿[さる]は顔や尻をやけどしたから真っ赤なのだとされてて、申の日に布を裁つと、その衣服には焼けこげの穴が必ずあくぞ、と言われてましたソウナ。
和漢百魅缶│2014.03.04 Design. Koorintei Hyousen 2014