びんぶがみ 貧乏神

びんぶがみ(貧乏神)

日州の宮崎などにつたわるもので「びんぼうがみ」のこと。

むかし、家々を「お茶がのみたい、お茶がのみたい」と戸を叩いてまわったことがあったそうで、どこの家でもその身なりがぼろ過ぎるため断られてしまいましたが、ある家のひとが親切にお茶をいれてあげたところ「俺は本当は福の神じゃ、親切があってこそ人というものじゃ」と語り、その家には福が次々と舞い込んだトカ。

和漢百魅缶│2014.03.25
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