ちいだがにい 付いだがにい

ちいだがにい(付いだがにい)

空き家などの中にいて、そこに入って来たひとに鉄漿[おはぐろ]で真っ黒にした歯を「にこかこ、にこかこ、ちいだがにい」むきだして見せて、おどかしたりしたという鬼女。

蓬[よもぎ]や菖蒲[しょうぶ]は苦手だといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
羽後の角館などにつたわるもの。「ちいだがにい」というのは「付いたかな」という意味。「ついたかみてくろ」や「おはぐろべったり」などの仲間。

和漢百魅缶│2014.04.19
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