はかのほたる 墓の蛍

はかのほたる(墓の蛍)

筑前の鞍手郡などにつたわるもの。むかし、かなりのお金をもっていた参宮の旅人の金をだましとって殺した男のもとに現われたという蛍[ほたる]の群れで、埋められた旅人の墓から次々と出て来て、叩いても煮え湯をかけても死なず、ついに男を喰い殺してしまったソウナ。

和漢百魅缶│2014.06.03
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