くろたのおび 蛇帯

くろたのおび(蛇帯)

壱岐につたわる昔話に出て来るもの。汚い身なりのふしぎな婆さんにごはんをわけてあげたら顔が美しくなる「てぬぐい」をもらったという優しい下女の真似をして、いつも人々に意地悪ばかりしているその屋敷の奥様がそのふしぎな婆さんにご馳走を喰わせたらもらったという美しい「おび」。

しかし、奥様がしめてみるとたちどころに帯は「くろた」(蛇)に変ってしまいぎゅうぎゅうと巻きついて来たんだソウナ。

和漢百魅缶│2014.06.19
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